在庫表と受注表を整理するときは、現在庫、注文数、手配可能数、不足分を別の項目にします。どの在庫を使ってよいかが決まらないまま、表にある数量だけで手配可能と判断しないようにします。
私は、現在庫がない行を除外する処理や、受注データから手配可能分と不足分を分ける処理を依頼してきました。ここでは、その条件を文章にする方法を整理します。特定の業務で使った処理条件を、すべての販売や受注へ当てはめるものではありません。
数量の意味を先に定義する
列の見出しが似ていても、何を数えているかが違う場合があります。最初に、各数量の意味と更新時点を確認します。
| 項目 | 定義するときの確認 |
|---|---|
| 現在庫 | いつの時点の、どの保管場所の数量か |
| 注文数 | 今回の対象となる注文か |
| 手配可能数 | 使ってよい在庫と条件に基づく数量か |
| 不足分 | 注文に対して手配できない数量か |
| 入荷予定 | 未入荷の情報として区別されているか |
在庫表に入荷予定があっても、到着や使用可否を確認していなければ、すぐ手配できる在庫として扱うとは限りません。実際のルールに沿って、判定対象へ含めるかを明確にします。
現在庫がない行を除外する条件
私が依頼した処理には、現在庫がない行を対象外にする条件がありました。ただし、同じ条件を別の作業へ持ち込む前に、除外の意味を確認します。
「対象外にする」といっても、元データから削除するのか、手配用の一覧だけから外すのかで結果が違います。確認のために、対象外となった行を別の一覧へ残す方法があります。
- どの列を現在庫として参照するか
- 空欄と数値のゼロを同じ扱いにするか
- 不明な値を自動でゼロにしてよいか
- 対象外の行をどこへ残すか
- 入荷予定を別に確認する必要があるか
空欄が未取得を意味する場合、ゼロと置き換えると情報の状態が変わります。未確認の値は、理由とともに確認待ちへ分けます。
手配可能分と不足分を分ける前の質問
同じ商品への注文が複数ある場合、どの注文から在庫を使うかによって割当結果が変わります。並び順だけで処理させず、優先順位を決めます。
| 判断する場面 | 先に決めること |
|---|---|
| 一部だけ手配できる | 分納してよいか、注文単位で保留するか |
| 同じ商品に複数注文 | 日付や優先区分など、割当の順序 |
| 在庫情報が古い | 更新を待つか、確認待ちにするか |
| 商品コードが未一致 | 推測で割り当てず、どこへ分けるか |
この表は処理条件を決めるための質問例です。実際の優先順位や出荷の約束をAIだけで決めさせず、運用上の基準を用意します。
出力を三つの状態で確認する
出力は「手配に使う一覧」「不足がある一覧」「判定できない一覧」のように分けると、何が残っているか確認できます。元の明細に照らして、対象行がどこへ移ったかを追えるようにします。
件数、重複、コード、未一致の確認は、照合後の結果を点検するチェック項目でも紹介しています。手配できた行だけを見ず、対象外や保留の行にも目を通します。
AIへ処理を依頼する文例
注文数と現在庫を別の列として扱ってください。手配可能分と不足分を指定の条件で分け、空欄、未一致、割当順序が決まらないものは確認待ちへ残してください。入荷予定を現在庫へ加算せず、対象外にした行も一覧に残してください。実際の処理ルールは以下の条件を使ってください。
最後の条件欄へ、自分の運用を記入します。依頼前の準備は、表計算の自動化で決めたい五つの項目と合わせて確認できます。
まとめ
在庫数と手配可能数は、列の意味と使用条件を決めてから扱います。私が依頼した処理でも、現在庫による除外と、手配可能分・不足分の分類という条件がありました。
その条件だけで全業務を判断せず、割当の順序、部分手配の可否、空欄や未一致の扱いまで決めます。手配対象と保留を追える形にして、実際の数量は元データで確認してください。

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