シートが多い表計算ファイルを集計するときは、まず各シートの役割と、どの列を参照するかを一覧にします。似た見出しでも、年度や用途が違う場合があるためです。
私が扱う資料にも、複数のシートや、年度別、追加分、合計など役割の異なる列があります。ここでは実際の配置を公開せず、集計を依頼する前の整理方法を紹介します。以下は記入用の表で、特定のファイルの再現ではありません。
シートを目的で分類する
| シート | 役割 | 対象期間 | 更新するか | 集計対象か |
|---|---|---|---|---|
| [名称] | 入力/履歴/集計/見本など | [期間] | [状態] | [条件] |
古いシートが残っていること自体が問題とは限りません。履歴として必要なら残し、現在の処理へ含めるかを明確にします。名前だけを見て削除しないようにします。
合計列をさらに合計しないか確認する
元データと、その合計が同じ表にある場合、両方を加えると同じ内容を重ねて数えることになります。どの列が明細で、どの列が計算済みかを確認します。
参照する列:
その列の意味:
集計済みの列か:
他の列と重なる範囲:
今回の集計へ含める理由:
名称に「合計」がなくても、複数の項目をまとめた値かもしれません。元の運用や計算の定義へ戻って確認します。
年度や対象期間をそろえる
年度別の列が並ぶと、同じ項目を探して別の期間を選ぶことがあります。参照先は、列位置だけでなく期間と意味をセットで記載します。
期間が変わるときには、列を追加するのか、新しいシートへ移すのか、集計先を変えるのかを確認します。前年の処理をそのまま実行してよいかは、今回の構成を見て判断します。
変更した箇所を記録する
シートの追加、見出しの変更、列の挿入があった場合は、集計条件へ影響するかを確認します。機能を修正するときにも、どの参照先を変えたかを残します。
| 変更 | 確認する点 |
|---|---|
| シートを追加 | 自動で対象になるか、指定が必要か |
| 列を追加 | 参照位置や範囲に影響するか |
| 見出しを変更 | 同じ役割として扱えるか |
| 履歴へ移動 | 現在の処理から除いてよいか |
実際の動作は使う仕組みによって異なります。自動で追従する、しないと推測せず、元ファイルと処理の両方を確認します。
AIへ渡す整理メモ
このファイルの各シートを、入力、履歴、集計、見本に仮分類してください。集計に使う列の意味と期間を一覧にし、重複して数える可能性や不明な参照先を指摘してください。役割を確認できないシートを削除したり、数量を補ったりしないでください。
処理の入口をまとめる方法は、自動化の前に決める入力と条件で確認できます。コード列については、元の文字列を保つ確認手順も使います。
まとめ
多シートの資料では、シート一覧と列の役割表を先に作ります。どれを残すかと、どれを今回集計するかを別に決めます。
年度、明細、合計の意味を確認し、変更時に参照先を見直します。実際のファイル構成を知らないまま、列の位置だけで集計を進めないことが大切です。

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