同じ「数量」という見出しでも、注文数、出荷数、利用可能数では意味が違います。表の加工を頼む前に、列の定義を別のメモへ整理しておくと、解釈の違いを確認できます。ここでは架空の表を例に説明します。
列名と意味を分ける
見出しは短いラベルで、処理のルールすべてを表してはいません。「日付」が受付日なのか処理日なのかを確認します。似た名前の列を、意味が同じと判断して統合しないようにします。
データ辞書の型
| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 列名 | 元の見出しをそのまま記録 |
| 意味 | 何を表す値か |
| 形式 | 文字列・日付・数値など |
| 単位 | 個・組・金額の通貨など |
| 空欄 | 未入力・対象外・不明の区別 |
| 根拠 | 定義を確認した資料や担当 |
型が不明な列は、見た目だけで数値へ変換しません。識別番号の先頭のゼロが必要な場合など、計算に使わない文字列もあります。
定義を確認する質問例
[列名]は[想定している意味]を表しますか。空欄は未入力ですか、それとも対象外ですか。単位と、同じ値が複数行に現れる場合の意味も確認したいです。
問いの中の想定は仮説です。返答が得られる前に定義済みとして使わず、確認中の状態を残します。
加工指示へつなげる
並べ替え、集計、結合などの処理は、定義がそろってから依頼します。例えば日付の意味が違う表を、同じ月のデータという理由だけで合計しないようにします。列の形式と業務上の意味の両方を見ます。
定義を更新するとき
新しい資料で意味が変わった場合は、変更した時点と対象範囲を記録します。古いデータにも同じ定義が当てはまるかは別に確認します。辞書だけ直して元データとの不一致を隠さないようにします。
同じ列名で意味が違う例
架空の例として、表甲の「日付」が受付日、表乙の「日付」が作業日なら、共通の一列へまとめる前に用途を決めます。受付件数を月別に見る処理で作業日を使うと、集計の意味が変わります。列名を統一することと、値の意味を統一することを分けて確認します。

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