表を並べ替えたり複数の表をまとめたりすると、出力の行番号だけでは元の記録を探しにくくなります。修正箇所を確かめるために、入力と出力の対応を残す方法を考えます。
出力の行番号を識別子にしない
出力の位置は、並べ替えや行の追加で変わります。元の記録に固有の番号があるなら、その用途と一意性を確認して使います。番号がない場合は、今回の処理用の参照情報を別に作る方法を検討します。
参照情報の型
| 項目 | 役割 |
|---|---|
| 入力資料の識別 | どのファイルから来たか |
| 対象表の識別 | どの表を使ったか |
| 元の記録への参照 | 該当行を確認する手がかり |
| 処理内容 | 分割・集計・転記など |
| 出力への参照 | どこへ反映したか |
これは架空の設計例です。ファイルの行位置を使う場合は、基準にした原本の版も残します。原本を編集すると行位置が変わる可能性があるためです。
集計や分割への対応
複数の入力行を一行へ合計したなら、元の参照が一つだけでは足りません。逆に一行を複数へ分けた場合は、どの条件で分割したかを記録します。単純な一対一対応だと仮定せず、処理の形に合わせます。
作業指示の例
出力から入力の記録を照合できる対応情報を残してください。元の識別番号は変更せず、追加の参照欄は区別してください。複数行の集計は、集計対象をたどれる形にしてください。
公開する資料では、内部の参照情報に個人名や非公開の保存先が含まれていないか確認します。追跡可能にすることと、内部情報をすべて公開することは別です。
加工後の確認
一部の出力を選び、元の値までたどれるかを実際に確かめます。参照欄があるだけで機能すると判断しません。行を追加したときに参照がずれないかも確認します。
原本が差し替わった場合
架空の例として、処理後に入力表の途中へ行が追加されたら、「元の何行目」という参照だけでは別の記録を指す可能性があります。処理に使った版を残し、元の識別子と合わせて照合します。新しい原本で再処理する場合は、前の対応情報をそのまま有効とせず、作り直した範囲を記録します。

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