重複行を削除する前に、一行が何を表しているかを確認します。同じ商品コードがあっても、注文、出荷先、日付などが違えば、別の明細として残す必要があるかもしれません。
私が依頼した表計算処理には、同じ対象の候補から価格条件で選ぶものがありました。ただし、その条件をすべての表へ適用できるわけではありません。この記事では、削除してよい重複と、残すべき複数行を分ける考え方を紹介します。
一行の単位を文章にする
「商品表」「注文表」という名前だけでは、一行の意味が決まりません。何の単位で行を持つかを最初に書きます。
この表の一行は、[注文・商品・出荷・候補など]の単位です。
同じ行と判断する項目は、[項目]です。
同じ商品でも残す条件は、[条件]です。
数量をまとめる処理と、候補から一つを選ぶ処理も分けます。どちらを希望するかが曖昧なまま、行を削除させないようにします。
同じコードでも別明細になる例
以下は説明用の架空の表です。
| 注文 | 商品 | 出荷先 | 判断前の状態 |
|---|---|---|---|
| 注文A | 商品X | 出荷先A | 別注文として確認 |
| 注文B | 商品X | 出荷先A | 別注文として確認 |
| 注文A | 商品X | 出荷先B | 出荷先の違いを確認 |
商品Xだけをキーにすると、残す必要がある行まで一つにしてしまう可能性があります。実際の表で必要な識別項目を確認し、組み合わせを決めます。
候補選びと重複削除を分ける
候補表から一つを選ぶ場合は、比較する列と条件が必要です。価格で選ぶなら、比較対象の単位や条件がそろっているかも確認します。空欄や同条件の候補がある場合は、勝手に先頭行を選ばず、扱いを指定します。
| 処理 | 必要な確認 |
|---|---|
| 完全に同じ行を除く | 同一と判断する列 |
| 候補から選ぶ | 比較条件と同条件時の扱い |
| 数量をまとめる | 集約の単位と合計対象 |
| 別注文を残す | 注文などの識別項目 |
表の役割によって必要な処理は異なります。元データを残し、削除や集約の結果を追える形で試します。
除いた行も確認できるようにする
完成した一覧だけでは、どの行が消えたか分かりません。「採用」「除外」「要確認」を分け、除外理由を残す方法があります。
元の行を特定する情報:
採用した候補:
比較した項目:
除外理由:
自動判断できない理由:
処理前後の件数が異なる場合は、減った分の理由を確認します。件数が同じでも内容が正しいとは限らないため、元明細との対応も見ます。
AIに依頼する文例
商品コードが同じという理由だけで行を削除しないでください。一行の単位と同一判定の列を確認し、削除、候補選択、数量集約を区別してください。判断できない行は残し、除外する場合は理由を別表へ出してください。
全体の照合結果の確認は、未一致・重複・件数の点検で整理できます。在庫を条件にする場合は、手配可能数と不足分の分け方も確認してください。
まとめ
同じ商品が複数行あることと、誤って重複した明細であることは別です。一行の単位と、同一と判断する項目を先に決めます。
削除後の一覧だけを受け取らず、除外理由と元データへの対応を残します。確認できない条件は推測せず、要確認として扱います。

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