作業依頼では「お願いします」の前に、何を完成させたいかを共有します。作業する人が材料を探したり、完成の判断を推測したりする部分を減らすための整理です。以下の例は説明用で、委任した実績や効果を示していません。
作業の目的を短く書く
「一覧を作る」だけでなく、その一覧を何に使うのかを添えます。目的が分かると、必要な列や並び順を確認しやすくなります。ただし、相手に判断権限まで渡してよいかは別の確認事項です。
依頼に必要な項目
| 項目 | 記入すること |
|---|---|
| 入力 | 使う資料と参照先 |
| 対象 | 処理する範囲と除外範囲 |
| 出力 | 渡してほしい形式 |
| 完成条件 | 何を照合すれば完了か |
| 未確定事項 | 着手前に確認が必要な点 |
資料が未着なら、そろっているかのように依頼せず、準備できている範囲を示します。期限も相手が受けられるか確認していない段階では希望として書きます。
依頼文の記入例
[目的]のため、[作業内容]をお願いできますか。
使用する資料は[参照先]、対象は[範囲]です。
完成物は[形式]とし、[照合条件]を確認したうえで共有してください。
判断に迷う[項目]は、処理せず確認をお願いします。
希望期限は[日時]です。対応可能かお知らせください。
空欄の項目は送信前に埋めるか、未確定と明記します。用意できない情報を作って埋めないようにします。
任せる範囲と確認する範囲
転記は任せても、元データの削除や金額の確定は別の権限が必要な場合があります。「全部任せる」という表現を使う前に、変更・公開・送付などの操作を分けます。処理を止める条件もあると判断しやすくなります。
受け取り時の確認
受領した成果物は、依頼した範囲と完成条件で確認します。後から新しい条件を追加した場合は、最初の依頼に含まれていたものとして扱いません。
完成条件の具体化例
架空の例として、資料から一覧を作る仕事なら、「一覧を作成」ではなく「対象資料にある記録を移し、未読箇所は確認待ち欄へ分け、元の記録と照合できる状態にする」と書けます。これは今回の依頼で必要かを確認して選ぶ条件です。見栄えを整える作業と、値を確定する判断は別にします。

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