空欄・ゼロ・照合できない値を分ける|表の欠損を勝手に埋めない

表の空欄をすべてゼロにすると、分からない値まで確認済みの数値に変わってしまいます。処理前に、何が欠けているかを区別します。以下の値は説明用の架空例です。

三つの状態を区別する

状態 例 注意すること
空欄 まだ数量を入力していない ゼロと決めつけない
ゼロ 数量がゼロと確認された 未確認へ戻さない
照合できない 対応する識別子がない 入力値の意味とは別の問題

さらに「対象外」という状態が必要な場合もあります。どの記号を使うかは、元の表や受け取り先の規則を確認して決めます。

元データの意味を確認する

空欄の理由は、未入力、対象外、取得失敗など複数考えられます。理由を確認できなければ不明のまま残します。全行で同じ理由だと仮定せず、分かる範囲と分からない範囲を分けます。

加工を頼むときの指示例

空欄を自動でゼロに置き換えないでください。実値のゼロはそのまま残し、照合できない行は別の状態欄に記録してください。理由が分からない欠損は、推測で補完しないでください。

この指示は一例です。受け取り先が空欄を受け付けない場合も、先に埋め方のルールを確認します。表示だけの置換か、実際の値の変更かも区別します。

集計時に見ること

集計対象に含めた行と、除いた行を記録します。不明な値を除いた合計を、すべての行の確定合計として見せないようにします。照合できなかった行があるなら、その存在を結果に添えます。

処理後の確認

元のゼロが空欄になっていないか、空欄が意図せずゼロに変わっていないかを調べます。件数だけでなく、状態ごとの内訳を比べます。原因が分かるまでは、元データを残して再確認できるようにします。

置換しない判断の例

架空の例として、数量が空欄の対象と、数量がゼロの対象が並ぶとします。空欄の対象は確認待ちへ分け、ゼロの対象は確認済みの値として保持します。照合先がない対象には、数量を新しく作らず「対応なし」と記録します。この三つを別々に数えれば、確認が必要な範囲を残せます。

関連する確認

加工前後の照合と利用可能数と不足数の区別も、値の意味を保つ確認に使えます。

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